WordPressは、オープンソースのCMS（Contents Management System：コンテンツ・マネジメント・システム）で、HTMLやCSS等の専門的な知識がなくても、Webサイトを構築することができるソフトウェアです。
WordPressという言葉は知っていたものの、どんな機能があって何ができるか、というところからわかっていなかった当時に、自身のWebサイト(このサイトです！)を立ち上げる必要性に迫られ、手に取った最初のWordPress本です。
図や写真が豊富で、見るだけでなんとなく概略がわかるように構成されており、また本の内容に沿って手を動かして覚えるための題材（画像やHTMLファイルやCSSファイル等）もきちんと整備されていて、試しながら一冊を短期間で読破できました。
現在は、WordPressがどうも過渡期にあるようで、新しい方式に則ったテーマ（テンプレート）と、そうでないテーマ（こちらの方が数は多い）が混在している状況のようです。新しい方式に沿ったテーマの数が少ないためか、本の題材でも両者が混在しており、一冊終わった後に振り返ると時々「？？？」なところが見つかりましたが、両者の存在を意識する良いきっかけを与えてもらえたと思います。
WordPressは、WordPress.comのサービスを利用するか、レンタルサイトでWordPressサーバーを利用するか、が主流の使い方となっていますが、この本では自分のPCで環境を作成する方法も掲載されており、まずは手元のPCで色々試すことができました。
最後の章にはオリジナルのテーマを作成する内容となっていて、WordPress全体の構造（どのように動いているのか）が垣間見え、次へと踏み出すステップになると感じました。
この１冊で「すべて身につく」ところまでは至れませんでしたが、大事なところはしっかり身につき、全体が俯瞰でき、次へ踏み出せる体勢をつくるところまで持っていけたと思います。
最初に手に取るWordPress本としてお勧めします。
